小田急線を揺らし続ける

生きたい

生きたい


ZeppDiverCityに銀杏BOYZを観に行った。音楽のライブで人生史上最も整理番号が早くて緊張やらなんやらで始まる前とにかく気持ちが悪くてお腹も痛いしで、ああ去年のVIVA LA ROCKの前もこんな感じだったなあ、あの時って今思うとほぼウツだったんじゃないかとか思いながら頼むから早くはじまってくれと願った。
ステージに現れた峯田がアコギで最初に歌ったのは人間だった、人間という曲をはじめて聴いた時ギターの音が血を沸騰させて身体が熱くなるのがはっきりわかって、「この曲があればこの先大丈夫だ」と思った、もしも生で聴けたら聴ける時が来るならその時のためにも生きていようとすら思ったのだった。
当然だけどお腹の痛みも忘れて、密着した隣の女の子の身体がふるえていて、ああこの子は泣いているんだなとわかった。

人間
生きたい
まだ見ぬ明日に
大人全滅
若者たち

17歳
ピンクローター
佳代
べろちゅー
夢で逢えたら
あいどんわなだい
東京
新訳 銀河鉄道の夜

BABY BABY
漂流教室
ボーイズ・オン・ザ・ラン
僕たちは世界を変えることができない
ぽあだむ
愛してるってゆってよね

終演後ツイート検索したら「やっぱりサポートメンバーだと物足りなくて悲しい」という感じのツイートが多くて検索するもんじゃないなと思う、私も昔から知ってる物を話す時「昔はこうだった」とか全く言わないわけじゃないからまあいいんだけど、歴史って更新されるから歴史なんじゃないかって、いや昔を知らないからそんな事も言えないんだけど!だから大勢の人の思い入れのあるジャンルって参入し辛いのだよな、でも私は去年からライブを見ていてどれも楽しかったし涙も流した、昔から知ってる人に殴られてもまあいいかとも思うのだ。

光を歌っている時峯田は度々まぶしくひかるステージライトを見上げた、その目は確かにひかっていて、ああこれを見に来たんだな私はと思った。ハロー、今君に素晴らしい世界が見えますか?