つらつら

最近読んだり観たりしたものの話。

 

 

聲の形

根暗なので一回嫌いだわと思ったらそれ以降ずっと全力で避けて逃げるんでわりと友達少ないんだけどそうやって嫌なもの避けてるからどんどん人付き合いが下手になってってバランス感覚を失っていざって時しどろもどろになる。そういえば小・中学生の頃とかって人気者の子とか優等生の子とか普段優しい子だって悪口とかガンガン言ってたな、大人も大人だから言わないだけで、私性格悪いからあの子の悪口絶対言わないっていうのみんなそうなのかもわかんない、私もそうです。そういうのでガッカリしたりされるよりズカズカ踏み入って好きなとこ探したほうがやさしくなれるんなら努力したい、すぐビビるからうまくいかないことが多い、今年は人にビビらないようにしたい。

 

 

第4回馬鹿よ貴方は単独ライブ

去年会社の忘年会が恵比寿のお寿司屋さんのコースで食べたことないような美味しいお寿司が次から次へと出てきてそれはそれは幸せだったんだけどこの単独はそんな感じだった、飾らないカウンターで新鮮なネタがきゅっとしたシャリに乗って出てくる感じ。オープニングコントがシンプル且つ爆発的におもしろく心を完全に持ってかれてから18本ずっとおもしろかった。THEMANZAIのサーキットではじめて漫才を観て「わーこれダメだ超大好きなタイプの漫才だ」と思ってそれからあまり間を置かずこんな至極の単独ライブが観られてこれはダメだ大好きだと思った。食べ物で一番お寿司が好きなんだ私は。



ザンゼンジpresents「2015年のザンゼンジ

ミニ単独みたいな感じかと思ったら普通にがっつり単独じゃないのよ、コントたっぷりの企画Vありの演歌ありので盛りだくさんだった。ザンゼンジってミッフィーがどうあってもミッフィーであるところがおもしろい。ミッフィーが微笑むと笑っちゃう、かっこいいんだけどなんかやたらおもしろいから不思議。最後に作詞作曲ミッフィーのガチ演歌でフィナーレなのが謎で良かった、しかもこの演歌がやたらめったらよかった。嗚呼ザンゼンジ、今日から2人は一枚岩。ザンフェスからなんか現在進行形の青春を観せてくれてるような観ててワクワクする2人。オープニングVでは2015年年明け速攻誰よりも早くボケてツッコんだ、誰よりも早く星が駆けてくみたいに。

 

 

 
ショートストーリーロングコント第1回公演「カケル」

にんにんの胸のうちのあったかいとこまんま取り出して(トップリードの単独ではそれを和賀さんに全部あげてたんだけど)ぽとぽと落としてったら色んな人が拾って大事にしましたとさ、みたいなハッピーエンドの舞台。どのキャラクターも愛おしさに溢れてて全員がやさしさを取りこぼさず手のうちにこめて拡声器を通して客席まで届けてくれていた。普段なかなか演劇の舞台などを観ないので俳優さんがたくさん観られて新鮮だったんだけど、それにも増してやさしい雨の吉本さんの表現力が衝撃だった。迫力のド憑依。やさしい雨を観る機会がないので勉強不足故あんまり吉本さんの事を認識してなかったんだけどあんなとんでもない才能の持ち主だったとは!引き込まれて目が離せなかった、やさしい雨の長尺のコント観てみたいと思った。
カーテンコールでにんにんが客席に向けて「最近なにか無くしませんでしたか?それはカケルの仕業です、だから大丈夫です。なにかが欠けてそれで幸せになることもあります、だからいいんです」みたいなこと(ウロすぎるので違うかも)を言ってた、なんだいその幸福なシステムは。逆上がりが出来なくてよかった、第一志望の高校に落ちてよかった、サークルに馴染めなくて青春出来なくてよかった、劣等生でよかった、ずっとつまんなかったってよかったしずっと何か足りなくたってよかった。今が楽しいよ馬鹿野郎。